塩害とは塩分によっておこる被害のことで、住宅においては外壁や屋根、手すりなどにサビが発生したり穴が開いてしまうなどの現象が発生します。
そんな塩害地域にお住まいの方は、塩害対策としての塗装メンテナンスが重要です。
塩害地域のメンテナンス目安の年数は約5~7年です💁♀️
塩害地域の場合は、外壁が劣化するスピードが速いため、5~7年ごとに塗装メンテナンスを行なうことをおすすめします。
建ててから(又は前回塗装から)5年経っていない場合も、外壁の劣化症状が確認できた場合は塗装が必要です❗
塩害の地域で最も多い被害がサビの発生です❗
金属系の屋根材や外壁材、手すり等は塩害地域ではサビが発生しやすくなります。
また、金属系だけでなくコンクリート系の建物もそうです🏢
コンクリートを支える内部の鉄筋に塩分が染みこみ、鉄を錆びさせてしまいます。
コンクリートの場合は、一見劣化に気付かずに放置してしまいがちなので、劣化症状が出る前に保護塗装をする事をおすすめします。
放っておくとサビが広がって見た目も耐久性も劣っていってしまいます。
サビが少しでも確認できたら塗装メンテメンテナンスを行ないましょう❗
チョーキングとは外壁や屋根を触った時に手に粉が付く現象のことです。
塩害地域では外壁・屋根の劣化の速度が速いため、築5~7年ほどでチョーキング現象が発生する場合があります。
塗料は色を付ける「粉」と水を弾く「樹脂(油)」が混ざり合って出来ていますが、劣化により樹脂が飛んでしまうと粉だけが残ります。
つまり粉が手に付くチョーキング現象は、すでに建材の防水効果が切れている証拠です。
放っておくと建材が水を吸い込んで耐久性が落ちてしまうので、チョーキングが起きた時点で塗装が必要です❗❗
自分で出来るものから業者に依頼しないとできないものもあります。
おしゃれなお家を綺麗に保っていくために対策はおさえておきましょう😄
塩害の被害を最小限にするために、定期的に外壁や手すりについた塩分を洗い流しましょう。
洗い流すことで塩分を留めておかずに劣化を防ぐことが出来ます。
ただし、屋根や2階周りの外壁は手が届かないので塩害被害を予防することは難しいです。
また、洗い流す際の注意点は、外壁を傷つけないようにすることです⚠
高圧洗浄機などの機械で洗うと外壁の表面や塗料が傷つき、余計に劣化を促進してしまうので、洗い流す際はホースで水をかける程度にしましょう。
塩害被害は電気設備にも起こります。
塩分が機器内に入り込むとサビが発生し、故障してしまいます。
したがって、屋内に移動できるものは移動させ、室外機などは耐塩性の製品を選びましょう。
まず、塩害に強い建材は主に2つあります。
一つ目は「ステンレス」です。
ステンレスは「ステン(サビ)/レス(ない)」という名前の通り、さびにくい素材です。
表面を覆っているクロムという金属の薄い膜が塩分によるサビを防いでくれます。
二つ目は「ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)」です。
金属ではありますが、表面にセラミックコーティングがされているので、サビが発生しにくいです。外壁だけでなく屋根材としても使用することが出来ます。
※「樹脂サイディング」が塩害に強いとされていますが、実は樹脂も塩害によってボロボロになってしまうことがあります。