■足場
高所からの転落防止、防音対策等で組まれる仮設の作業床や通路のこと。
■泡(あわ・気泡)
塗膜中の一時的または永続的な泡のこと。塗料を塗ったとき塗膜中にできた空気もしくは溶剤蒸気またはその両者の泡が消えないで残ったものが多い。ピンホール、膨れ等の原因となる。希釈が適切でなかった、気温が高く乾燥が速すぎた、攪拌/塗装の仕方が妥当でなかった場合に起こりやすい。
■ウールローラー
一般住宅の塗り替えで広く用いられる代表的な塗装ローラー。ペイントローラーともいわれることがある。さまざまなサイズが揃い、毛丈の長さに応じて短毛、中毛、長毛に大きく分類される。毛丈が長いほど、塗料の含みが多くなるので、ひと塗りで広く塗れて作業性が良くなる。毛丈が短いほど、きめ細やかな仕上がり肌になる。
■縁切り(エンギリ)
屋根塗装をした際に塗料によって塞がれた溝を作る作業。毛細管減少によって雨水が屋根内部に入り込むのを防ぐために必要な工程。塗装した後カッターなどでその部分を切る作業ですが、タスペーサーという器具を入れて、事前に塗料によって塞がれないように処置する場合もある
■外壁材(がいへきざい)
サイディング、モルタル、ALC、タイルなど、家の外側を形作っている建材。
■攪拌(かくはん)
塗料液を塗装に適した均一な状態にするためにかき混ぜること。たいへん重要な塗装準備作業のひとつ。攪拌棒やハンドミキサー等の手工具、モーター式の攪拌機を使用して行う。攪拌が不十分で、塗料液が不均一なまま塗装すると、色むらや隠ぺい不足等、塗膜の欠陥につながる。
■重ね葺き(かさねぶき)
既存の屋根を残してその上から新しい屋根を施工する方法。カバー工法とも言う。廃材撤去などの必要がないため費用も抑えられるが、基礎に問題がない場合にのみ可能な工法。屋根材が二重になることで、断熱・遮音効果も期待できる。
■カラーベスト
陶器瓦の1/2以下の重さの屋根材。高密度で一般の屋根材よりも硬く、強いので、耐久性に優れている。
■ケレン
劣化した旧塗膜の除去やサビ落としを行うこと。仕上がりの美しさ、塗膜の耐久にも関わってくる大切な作業。
■コーキング
窓やドアの周り、サイディングの継ぎ目などに使用するゴムやシリコンなどの材質。
■サイディング
外壁材料の一種。板状外壁材の総称。窯業系や鉄製のものもある。一般には塗装などでメンテナンスが必要。
■シーラー
外壁塗装において、建材と塗料をつなぐ役目を果たす下塗材。塗料の吸い込みすぎを防ぎ、素材と上塗りとの密着力をあげて剥がれにくくしたり、仕上がりのムラを無くすために必要な塗材。建材の種類・状態によって選択する必要がある。
■下地補修
外壁にある傷やひび割れ、劣化部分を修復し、塗装の下地を整える作業のこと。下地補修が不十分だと、塗装の仕上がりに影響を与え、耐久性が低下したり、塗膜がはがれたりすることがある。
■親水性(しんすいせい)
物の表面に水が薄く広がる性質。
■吸込み
塗ったときに、素地または下層塗膜に塗料が過度に吸収される現象。所定の使用量を塗っても”濡れた感じ”にならない場合、吸込みが大きいと判断できる。対策としては2回塗り等塗り増しをするのが一般的。
■耐候性(たいこうせい)
外壁塗装の塗料が気象条件や外界の環境に対してどの程度耐性があるかを示す性能のこと。
■チョーキング
外壁の表面が紫外線などで劣化し、白い粉状になって表面に付着していること。
■塗膜(とまく)
塗装により外装の表面にできた塗料の膜のこと。
■トップコート
塗装工程の最後に施される、防水性や耐候性、美観性を向上させるための塗料のこと。
■中塗り(なかぬり)
下塗りと上塗りの間に施工される塗料のこと。中塗りの主な役割は、下塗りで処理された外壁表面を均一に仕上げ、上塗りの塗料が密着しやすい状態に整えること。
■塗り面積
塗料を塗る対象となる部位の表面積のこと。
■軒天(のきてん)
屋根の外壁より外側に出ている軒先の裏側の部分のこと。