外壁塗装のときには、外壁まわりのさまざまな部位(まとめて「付帯部分」と呼びます)もあわせて補修や塗装をするのが一般的です。
このため、外壁まわりの各部位の名前を知っておくことで、業者とのやりとりがスムーズに進みやすくなります。
「外壁まわりのこの部分のひびが気になっている」などの内容も伝えやすくなるでしょう😄
外壁まわりの部位の名前は、下記の画像の通りです💁♀️
付帯部分の一つに「破風(はふ)」があります。
皆さんの中には、「破風」という言葉に耳慣れない方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、屋根に取り付ける破風についてご紹介します💁♀️
破風とは、屋根の妻側の端の部分のことを指します。
そして、そこに取り付けられている板のことを破風板と言います。
伝統的な建物では、彫刻を施した板が貼り付けられて装飾性を持っていましたが、現在の建物ではシンプルなデザインのものがほとんどになりました。
その名のとおり、雨や風を打ち負かして家を守っています。
破風板の役割には主に3つあります。
屋根は上から吹く風や雨に対しては強いのですが、横や下から吹く風には弱い特徴があります。
そこで破風板を取り付けることによって、屋根内部への風や雨水の吹き込みを防止します💪🏠
もし火事になってしまった場合、破風板と軒があることで屋根裏まで一気に炎が行かないようになっています🔥🙅♀️
特に屋根裏は防火材が使われておらず、延焼しやすいため、破風板があることによって火の手が広がる範囲を小さく抑えられているのです❗
雨樋とは、屋根を流れる雨水を集めて地上や下水に導くための装置のことです。
この雨樋を設置する際に金具を打ち付ける下地として破風板が有効活用されます。
破風板の材質には、木質系、金属系、窯業系の3つがあります。
以前までは木質系が使われることが多かったのですが、最近では金属系や窯業系が使われるようになりました。
金属系はあまり耐火性が良くないのですが、窯業系は耐火性に優れており、耐久性もあるため、人気があります。
破風板の色は、屋根や外壁と同系色の色を選ぶと良いでしょう。
白色を選ぶと、汚れが目立ってしまい、塗装を塗り直すことになるかもしれません。
どうしても白色系を選びたい場合は、薄いベージュや薄いグレーを選ぶことをおすすめします。